2019-12-20
お葬儀に参列!どこまで許される服装マナーと礼服について
一般葬・社葬・家族葬・友人葬などいろいろ葬儀の形がある昨今。以前に比べお葬式の形式も非常に多様になり各人の価値観に合わせた葬儀の形が広がり始めてはおります。身内だけでの家族葬なども主流となる中、家族だけならマナーなど要らないといった考えには注意が必要です。親しい中にも礼儀ありという様に、しっかりとした社会人として最低限のマナーは抑えておきたい所です。今回は服装に関する最低限のマナーを男女・お子様等ご紹介させて頂きます。
男性の場合
筆者の個人的な意見を言わせて貰えば喪主様は絶対にフォーマルユニフォームを着るべきです。喪服をお持ちの方は是非ご使用下さい。礼服と呼ばれるものを持っていらっしゃらなければ黒・紺のツーピース。
都市部によっては色味を抑えたジャケパンスタイルでもいいと思います。しかしジャケパンスタイルは地方の旧習深い土地柄などでは控えておいた方が無難でしょう。シャツは有無を言わさず白です。ネクタイは黒(色の抑えられた柄あり可)・紺・グレーを選びましょう。
靴は黒の革靴を選択して下さい。スニーカー等は避けて下さい。家族葬と思ってカジュアルダウンした恰好でいたはいいが、思いもよらず会社の上司が参列された!昔お世話になった恩師が参列されたといった事がなくもありません。
またお葬儀は式場だけではなく火葬場にも赴く必要がございます。そういった公共の場に赴く際に周りの人が違和感を抱く格好は常識人として避けるべきです。
女性の場合
黒・紺・グレーのワンピースかツーピース。アクセサリーは真珠を選択しましょう。ダイヤなど華美な装飾品は控えましょう。
喪服という選択も最近では珍しい事ではありますが良い選択であります。ご存知だと思いますが黒だからと肌の露出の多いナイトドレスなどはくれぐれも選択しない様お気をつけ下さい。スカートは膝下を選択。長からず短からずという物を選択ください。
靴は黒のパンプスを選択して下さい。ストッキング等は柄なし・色味を抑えたものを選択ください。マナーからいくと通夜は肌色・黒のストッキング。お葬儀・告別式は黒のストッキングとするとされています。レギンス・スパッツなどは若干違和感を感じる為避けた方が無難です。
喪主様以外の方
上記の喪主様同様、スーツスタイルで来られる事が一番無難である事は言うまでもありません。ただし若干ハードルは下がる様に思われます。黒・グレー・紺のスラックスに白いシャツ・色味を抑えたネクタイ(色は不問)。ジャケットに関しては場合によっては黒いカーデガンなどで代用しても構わないでしょう。
小学生以下のお子様または学生の方
小学生以下のお子様・学生の方で制服がある方は制服で問題ありません。
制服がない場合は色味を抑えた洋服で問題ありません。未成年に関しては特に寛容で色味のかかった格好をしていても特にうるさく言われるケースは無い様に思われます。
靴は黒であるに越した事はないですが白のスニーカー等でも問題御座いません。気になる様であればユニクロ・ニッセン等で手軽に揃う洋服を購入する事をお勧めします。子供服は購入してもすぐ着れなくなる、あまり使うケースがないからです。
どの様な場所で購入したらいいのでしょう?
ユニクロ・ニッセン・楽天市場などなど様々なネットショップで手に入れる事が可能です。喪服 購入などの検索ワードを入れればすぐ見つかりますので値段・デザインを確認の上お気に入りの1着を選択下さい。
まとめ
従来に比べお葬式の形式は非常に簡略化されてきてはおりますが服装に関してはやはりTPOに合わせたドレスコードをお勧めします。またその土地その土地の風習に合わせたマナー等がございます。
本人が良かれと思った事も思わぬ批判をされない様お詳しい方に一度相談してみる事も一つの手で御座います。一番大切な事は故人を弔う気持ちです。その中で服装に限らず少しでも良い選択ができる様引き続き情報発信して参りたいと思っておりますので宜しくお願い致します。
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