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蓮ブログ

臨終に際して

今回は、病床に臥されている身内を抱えられている方に向け、臨終に際しての段取りをお伝えさせて頂きます。予め、用意をする事でいざという際に慌てずに手配をする事が出来ますので、是非参考にして下さい。

看取る場所に関して

病院でのお看取り

現在高齢者の死亡場所は病院が80%という結果が出ております。残りの20%は、老人ホーム・ご自宅という順となっております。

病院でお看取りをされる際、医師により死亡確認がされた後、死亡診断書が発行されます。

病院によって違いますが、半日~1日ほどで、葬儀社によって搬送して貰うよう促されます。

速やかに、ご連絡が出来る様、予め葬儀社を決めておく事が重要です。

自宅でのお看取り

家でお亡くなられた場合、医師による看取りが出来なかった場合、事件性の有無を確かめる為、警察に連絡をしなければなりません。

仮に、臨終に際して医師の看取りが難しい場合、警察に連絡をして警察医の看取りをして頂く事が肝心です。

それを怠ると、一旦警察案件として警察に収容されて事件性の確認の為、司法解剖に回される可能性も御座いますのでお気をつけ下さい。

訃報に関して

訃報に際して

訃報に際して、伝えるべき要件を下記にまとめます。

1.続柄、氏名、年齢

2.亡くなった日時と場所・死因

3.葬式の日程と場所

4.窓口となる連携先

5.葬式の概要(様式:仏式・神式など 香典:香典の要不要 服装など)

伝える順番

親族:お亡くなられた際に報告。しかしやみくもに連絡をすると大挙して病院に押しかえるなど混乱する可能性があるので、ご注意ください。

菩提寺:故人様が安置された時点で連絡を入れる。葬儀の日にちを決める前に事前に菩提寺の予定を確認する事が必要です。

友人・知人:葬式の日程が確定後、落ち着いた時点で連絡をする。

その他注意点

銀行口座に関して

故人様の口座は、死亡後すぐに凍結される事は御座いません。銀行に伝えると強制的に凍結されてしまいますので、複数の口座がある場合、事前に一まとめにしておく、出金しておくなどの対処が必要です。

遺産相続人が複数いる場合、凍結された口座は遺産分割協議が済んだ後、相続人の申請があるまで、入出金が出来ないのでお気をつけ下さい。

エンディングノートなど

自身の死に備える意味も含めて、最近では葬儀に際しての希望、参列者の希望、思い出などを書きとどめる事も増えて参りました。

ご家族に負担を掛けたくない方は、事前に希望を文書にして残して置く事をお勧め致します。

まとめ

上記にも記しましたが、現在高齢者の方が亡くなられる場所は病院が大半です。

病院からは、危篤に際して予め葬儀社の選定して置くようアドバイスがある事がほとんどです。

葬儀社を選定したら、事前に葬儀費用を確認するなど、予め相談をしておくと、いざという際に、更に慌てたり、葬儀社の選定に失敗したりする事がなくなるので、先手・先手で相談する事をお勧め致します。

ご自宅でお看取りをされる方は、医者と日ごろから連携を取り、医者が至急来れない場合の対処法を医者に相談しておくのも良いでしょう。

是非、故人様との最後のお別れに際し、後悔のないお別れをして頂ける様お祈り申し上げます。

カテゴリ:葬儀の豆知識